04.主要投資先の業績

【9437】NTTドコモの業績

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NTTドコモは言わずと知れた携帯キャリアの最大手です。業績は最悪期を脱して反転、株主還元にも積極的なので安くなった場面で買い増ししていきたい投資先です。FCF>>配当総額の不等式が成り立っているので、増配は当面続くものと予測します。近年は毎年自社株買いを行っており、株主還元に積極的なところも素晴らしいです。

2020年3月期 決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →   4Q(前年同期比)
営業収益:-1.5% → -2.5% → -3.8% → -3.9(予想:-5.4% → -4.1%)
営業利益:-10.1% → -11.5% → -12.7% → -15.7%(-18.1%)
株主純利益:-11.9% → -8.5% → -10.7% → -10.9%(-13.4%)

利用者への還元を推進した結果、減収減益となりました。ただし、当初の想定値よりも若干良い数値です。利用者還元を進めても稼ぐ力は落ちていないように見えるので、合格点を付けてもよい内容だといます。販促費を増やしたため期待のスマートライフ領域で利益が伸びませんでしたが、今期以降成果が出てくるであろう点は楽しみです。客単価が伸び悩んでいますが、最悪期は脱しているようです。

今期の業績予測は非開示となり、配当のみ120円を予定と発表されました。決算説明会を聞いてみますと、手元に現金もあってこれからもどんどんキャッシュが入ってくるから、固めに見ても120円は出せるだるという読みのようです。新型コロナでローミング収入が落ち込むなどの影響も出ている模様ですが、大きく経営が傾かなければ増配の可能性も十分にあると思います。キャッシュ創出力は落ちていませんからね。

というわけで、ドコモの業績に関しては楽観しています。現在保有している800株をホールドしつつ、安くなる局面があれば200株を買い戻すつもりです。

2020年3月期 第3四半期決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →   4Q(前年同期比)
営業収益:-1.5% → -2.5% → -3.8% → (-5.4% → -4.1%)
営業利益:-10.1% → -11.5% → -12.7% → (-18.1%)
株主純利益:-11.9% → -8.5% → -10.7% → (-13.4%)

ユーザーへの還元が主たる要因となっての減収減益決算です。ただし通期予想業績に向けて着々と事業が進んでいる模様で、特段心配するような内容でもなさそうです。

2020年3月期 第2四半期決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →   4Q(前年同期比)
営業収益:-1.5% → -2.5% →  ?% → (-5.4% → -4.1%)
営業利益:-10.1% → -11.5% →  ?% → (-18.1%)
株主純利益:-11.9% → -8.5% →  ?% → (-13.4%)

ユーザーへの還元を進めたことで利益が落ちていますが、予想業績に向かって順調に推移しています。売上げに相当する営業収益が若干上方修正されましたが、増収分の利益を販促に充てるようで利益に関しては据え置きとのこと。客単価は微減していますが、契約数は依然伸びており事業基盤に揺るぎはありません。キャッシュフローも盤石で心配する内容ではないと判断します。

2020年3月期 第1四半期決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →   4Q(前年同期比)
営業収益:-1.5% → ?% →  ?% → (-5.4%)
営業利益:-10.1% → ?% →  ?% → (-18.1%)
株主純利益:-11.9% → ?% →  ?% → (-13.4%)

今期は通年で減収減益決算の見通しとなっているところ、出足としては「こんなもんかな」という印象です。顧客還元により売上げと利益が落ちていますが、想定の範囲内で通期予測達成に向けての進捗は悪くないと思います。客単価は顧客還元の影響もあって横ばいですが、解約率はコントールできている様子でオペレーションの状況も悪くなさそうです。地味ながらスマートライフ領域の利益も伸びています。

ということで、特に慌てるような内容でもないと考えています。チャンスがあれば買い増したいところですが、他に買いたい株があったり通信株は既に結構な保有額になっているので、当面は様子見になりそうです。

平成31年3月期 決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →  4Q(前年同期比)
営業収益:+3.8% → +4.1% → +1.8%% → +1.7%
営業利益:+9.9% → +9.0% → +5.4% → +2.7%
株主利益:+9.2% → +3.8% → -12.9% → -16.1%

ほぼ事前予測通りの決算となりました。株主利益が減少しているのは前年の特別利益が剥落した影響です。新年度は5.4%の減収、18.1%の営業減益を見込んでいますが、これは今年度から実施する顧客還元によるものです。会社説明会において吉澤社長は「利益の底は今年度」と発言しているので、これを信じるとすれば今年度はよい買い時かもしれません。

新年度の配当は予想通り10円増えて120円の予定です。これに加えて3000億円の自社株買いも実施するとのこと、株主としてはありがたいです。

平成31年3月期 第2半期決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →   4Q(前年同期比)
営業収益:+3.8% → +4.1% →  ?% → (+0.6% → 2.1%)
営業利益:+9.9% → +9.0% →  ?% → (+0.3% → +0.3%)
株主純利益:+9.2% → +3.8% →  ?% → (--% → -15.3%)

第1四半期と比較して利益面で若干ブレーキ的な要素があったのかもしれませんが、営業利益を見れば概ね計画通りに推移している模様です。通期業績予想が修正されて株主帰属純利益が15.3%減となっていますが、これはSMBCとの連携に伴う法人税増加が原因とのことです。

中身的には柱であるモバイル通信の利益は大して伸びていませんが、ドコモ光やスマートライフ分野での利益が増えています。モバイル通信ではなく、その周辺分野で稼ぐというビジネスモデルに徐々に移行している様子。営業CFやFCFも堅調で問題はないと思います。

しかし何と言っても、今回の発表の目玉は来年行われる大規模な顧客還元でしょう。2割から4割の値下げを実施して最大で年間4000億円規模の顧客還元を行うという内容であり、そのインパクトで翌日の通信株は大暴落しましたが、ここは冷静な思考が必要です。決算説明会の配信を視聴してみますと、顧客還元の内容に質問が集中しています。私なりにまとめると「細かいことはまだ決めていないけど、分離プランを念頭に置いていて、年4000億というのはグロスでなくネットの額、でも株主還元を緩めるつもりはないし、裏付けとなるFCFにも自信があるよ」という話でした。

配当目当てで投資している私からすると、最悪株主還元の増加スピードが鈍化する可能性もありますが、増加傾向が続く以上は狼狽する内容でもありません。5年くらいすればまた同じくらいの利益水準になる見込みとのことですし、実際はスマートライフ分野の成長やコスト削減、5G開始による収入増でもっと早く収益が回復するのではないかと思います。真正直に発表するとまた世間から儲けすぎと叩かれますからね。

年4000億ですと、おそらく一人当たり月500円程度は支出が減ることになるでしょう。ただし分離プランという話なので、基本的にiPhoneのような高い端末を使っている人に関しては、今より負担額が増えるような気がします。顧客還元でドコモもダメージを受けますが、より大きなダメージを受けるのは高価格帯の端末メーカーとそのユーザー、価格差を縮められるMVNOではないかと予想します。子会社の株式上場を控えたソフトバンクも苦々しく思っているでしょう。ドコモは世間の値下げの声に屈した形に見えますが、実はそれを奇貨として体力勝負の持久戦でライバルを潰そうとしているのかもしれません。

ということで、一時的に減益になるとしても中長期的な株主利益は確保される可能性が高いと判断しました。しばらくは株価が低迷するかもしれませんが、ここで買っておけば数年後にはお宝になるものと考え、安い所をどんどん買い集める方針です。

平成31年3月期 第1四半期決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →   4Q(前年同期比)
営業収益:+3.8% →  ?% →  ?% → (+0.6%)
営業利益:+9.9% →  ?% →  ?% → (+0.3%)
純利益 :+9.2% →  ?% →  ?% → ( --%)

増収増益で順調な滑り出しです。dポイントの会員が増えて囲い込みが進んでいるようですし、ドコモ光の契約数も増えています。将来の通信事業の頭打ちに備えて着々と種まきを進めている様子が確認できますし、利益も付いてきているので安心できる内容だと考えます。安定感が半端ではありません。引き続きホールドしたいと思いますし、安くなる場面があれば積極的に買い増ししたいです。

平成30年3月期 本決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q →   4Q(前年同期比)
営業収益:+2.5% → +0.5% → +3.6% → +4.0% 4兆7,694億円
営業利益:-7.0% → -6.3% → -0.8% → +3.0% 9,733億円
純利益 :-8.2% → -7.8% → +11.0% → +14.1% 7,445億円

増収増益決算です。前期首の業績予想(営業収益+3.6%、営業利益+1.6%、純利益+0.4%)をしっかりクリアしました。営業利益について事業領域別にみると、主力の通信事業で前年と同水準、育成中のスマートライフ領域で286億円増(+26%)とのこと。ARPU(客単価)は4,690円で前年同期比で140円伸びていて契約数も増えているのに通信事業の営業利益がトントンということは、費用も増えているということです。ドコモ光関連の費用や端末販売原価、顧客還元の増加が原因のようです。

設備投資は6,000億円弱で前年と同水準、フリーキャッシュフローはインドタタ関連の特別利益があったため1,980億円増加して8,625億円でした。キャッシュフローを見ると潤沢な稼ぎを将来に向けた投資に回し、残りを自社株買いや配当に回している様子が窺えます。とても安定感があります。

今期からIFRSに移行(前期までは米国会計基準)にし、営業収益350億円増、営業利益31億円増の業績予想です。やや物足りないと思いますが、配信された決算説明会を視聴してみると最低限の目標のようです。不透明な事業環境なのでまずは保守的な見通しを出しているようですね。前期同様しっかりと目標を上回ってくれることを期待したいと思います。また配当は10円アップの年間110円で、予想通りの増配でした。配当性向56.9%ですから、まだしばらくこの増配トレンドは続くと思います。

決算説明会を視聴していると、今期は仕込みの時期というニュアンスの話が何回か出ていました。数年後に新しいステージに移行することを想定して投資をしたり手を打ったりする必要があって、それが今という話です。経営陣の見立てが当たれば、数年後の収益がぐんと底上げされるでしょう。楽しみです。

ということで、投資判断に変更はありません。今後も安いところを拾い集めて、将来的には2,000株規模まで増やしたいです。

平成30年3月期 第3四半期決算

項目  :1Q   → 2Q   → 3Q(前年同期比)
営業収益:+2.5% → +0.5% → +3.6%
営業利益:-7.0% → -6.3% → -0.8%
純利益 :-8.2% → -7.8% → +11.0%

通期業績予想は営業収益+3.6%、営業利益+1.6%で修正はなく、現況の進捗率を見ると十分に達成可能な状況と思います。決算説明会の音声配信を聞いたり資料を見たりしてみましたが、「順調」「着実」というワードが多用されており、会社側の自信が伺えます。ちなみに利益の減少に関しては償却方法の変更が影響しているのですが、この特殊要因を除くと営業利益は前年同期比で140億円増とのこと。特に目立った懸念事項はなさそうです。

投資判断に変更はなく、配当利回り3.5%以上で買える水準にある限りは買い増ししていく方針です。

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