05.株主総会・説明会

三陽商会の株主総会に出席(2025年5月29日)

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久しぶりの株主総会ネタです。昨年から株主になった三陽商会の株主総会に行ってきました。買い増しを検討している銘柄であり、会社や経営陣の雰囲気を確かめるのが目的です。

開催日は2025年5月29日、会場は防衛省近くのホテルグランドヒル市ヶ谷です。会場にいた株主はざっくり75人くらいでした。監査報告から始まって、事業報告、質疑応答、採決というオーソドックスな構成ですが、事業報告のあとには中期経営計画の解説もありました。質疑応答で拾った主なコメント(要旨)は次の通りです。

・かつてはバーバリーの一本足打法だったが、今は複数のブランドで利益を出せる体制
・バーバリー撤退後のリストラを契機に、身の丈に合った経営体制に移行
・経営の安定度が増し筋肉質な体質に変化、黒字化は社員全員の成果
・黒字化で社員の意識が前向きになり、士気は良好
・若者の百貨店離れという話があるが、ニューリッチといわれる層が顧客化する動きもある
・百貨店に関して悲観していない、今後も攻めていく
・百貨店は主戦場であり続けるが、新しい販路の開拓でシェアは少し低下する見込み
・今後3年間の計画利益は株式売却益を前提にしている、これでROE10%を目指す
・4年目以降は株式売却益なしでROE10%を達成する
・夏が長くなる等の気候サイクルの変化には苦労し、前期の対応でも課題が残った
・気候の予測はしているが外れる、予測に限界があるため臨機応変に対応できる体制が重要
・仕入れを機動的に行う等の対策を取っている

議長でもあった大江社長は御年77歳とのことで、後進へのバトンタッチも経営課題と認識しているとのことでした。しかし議事進行をテキパキこなし、株主からの質問を役員に振らず自ら捌いている様子をみると、当面経営をお任せするのに不安はないと感じました。

質問した株主は7人くらいだったと思います。質問は重要と思われる経営課題に関する内容で、質問のレベルが高く勉強になりました。

昨年来、業績予測の精度が高い会社だと感心していたのですが、総会に出て経営陣も信頼できそうだという感触も得られました。引き続き購入対象候補としてモニタリングを継続し、市場が混乱するタイミングで追加購入するつもです。

以上、レポートでした。

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