ここで紹介する投資方針は、管理人自身の価値観・資産状況・投資経験に基づくものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
投資を始めた理由
あらゆる価値観の中で、管理人の場合は「自由」の優先度が高い。ここでいう自由とは自分で選択できる裁量が大きい状態を指す。かつて会社勤めの時代に不自由や理不尽を強いられたことが少なくなく、これが耐えがたかった。転職しても同じことかもしれず、より確実に自由を求めるなら自ら事業を立ち上げるしかなかったが、経済的には不安定になることは避けられない。
しかし、配当収入などがあればその不安もある程度解消できる。つまり、管理人にとって投資はよりよい人生を送るための補助輪であるが、それ自体が最終目的ではない。
将来的には、お金持ちになるより時間持ちになりたい。
経緯
社会人になって地方都市の営業所に配属され、当時の上司から新築マンション(ファミリータイプ)に投資したらどうかと言われたのが投資との出会い(その上司が不動産投資をしていたわけではない)。別の営業所に戸建を3戸持って貸している先輩がおり、投資に興味を持つようになる。バブル崩壊後の世相もあって、「真面目に働いているだけでは報われない時代になった」という思いもあった。
しかし、専門知識ゼロで相応の資金がないと買えない不動産は投資対象として敷居が高い。比較的少額から参入できることや、インターネットで気軽に注文できるようになったのが決め手で株式投資を開始。時は西暦2000年、ちょうどITバブルが崩壊中の頃。当時、少なくとも日本ではインデックス投資という概念はほとんど普及していなかったと記憶。必然的に個別株投資に落ち着いたというのが実情。当時、投資に関する明確な目的とか目標はなかった。
体系的な勉強もせず株式投資を続けていたので成績は安定せず、リーマンショックのような恐ろしい経済危機も経験してようやく勉強を開始。いろいろ本を読みあさる中で歴史に裏打ちされた『株式投資の未来』の分析が心に響く。この本をヒントに配当利回りが高い株を買い集める方法に興味が湧いた頃、会社勤めが嫌になって独立を考えるようになり、不安定な収入を補う意味でも配当重視の戦略へ転換することに決定。これが2010年頃の話で、管理人の投資歴の中ではここが最大のターニングポイント。目的と手段が融合して歯車が回り出した感覚があった。
そこからは順調に投資収益が伸びてFIREを達成。独立してから自由に働けるようになったためストレスも減り、セミリタイアする理由が消滅する。結果的に今もフルタイムで働いているが、忙しすぎるので少しずつ仕事を減らしていきたい。そのとき配当が真価を発揮してくれるはず。
管理人の投資哲学
26年の投資経験から思うのは、投資で一番大切なのは銘柄選びやテクニックではないということ。何のために投資をするのか、どういう状態になりたいのかという目的の整理が最も大切。言い換えれば、いつどれくらいキャッシュが欲しいのかということ。自分がどこに行きたいのかを明確にすれば、その逆算で採用すべき方法や投資対象は自ずと決まる。
感情を制御する克己心も必須で、自分に課したルールを守れるかどうかでパフォーマンスが違ってくる。投資とは娯楽ではなく責任。そして感情を制御するには、経験や場数のほかに投資理論や歴史を名著から学ぶこと。
ドクトリン2026(最新の投資方針)
方向性と最重要指標
これまでの経緯や、管理人が組織に属さないソロプレナーであるという状況を踏まえ、『株式投資の未来』を理論的なバックボーンとしてインカムゲイン重視の投資を継続する。
年間不労所得(配当中心)の理論値を最重要KPIとし、これの底上げに徹底的にこだわる。長期保有を前提とするため、短期的な株価変動よりも将来受け取るキャッシュの成長を重視。市場暴落時は優良株のバーゲンセール。
購入対象銘柄(日本株・外国株)
増配基調にあってブランド力や競争力が高い株(=主力株と定義)を、主に配当金を使って買い付ける(再投資で複利の力を利用)。特に海外で稼げる会社を狙う。これは、海外で稼げる企業は日本株でありながら外国株に近い性質を持つという考えで、円安対策も含まれる。原則として配当利回り4.0%以上の水準で買い付けるが、増配余力が大きい銘柄は配当利回り3.5%以上でも購入可とする。高配当でも持続性が怪しい銘柄は避ける。常にバリュエーションを重視する。
また、株主優待は投資生活を彩るものと認識。配当と優待額を加えたリターンで利回り5.0%以上を確保できる場合に購入可とする。
上限銘柄数
管理上の制約を考慮し、日本株は30銘柄程度、外国株は8銘柄程度を上限とする。
購入時期
主力株の購入は極力暴落や急落を待って実施するが、狼狽買いしないように注意する。暴落初日は焦って行動せず、状況を見極めることを基本とする(動かざること山のごとし)。
リスク管理の徹底
市場混乱時期は儲けることよりも生き残ることを優先する。市場急変を警戒して信用取引は常用しない。好調なときでも臆病さを忘れない。急変に備えて手元キャッシュを1,000万円程度まで増やす。手っ取り早く儲けたいという気持ちが破滅を招き寄せる。
その他
積立NISAやiDeCoでは、淡々とインデックス投信を買い付ける。
ドクトリン2018
①株式投資の目的・・なぜ株式投資をするのか?
・軽い労働(週15時間位)+株式配当で人並みの収入を確保、お金持ちではなく「時間持ち」になる
・セミリタイア実現に必要な生活資金(年360 600万円)を配当収入で確保
②株式投資の目標・・何を目指すのか?
・セミリタイア実現に必要な配当(年360 600万)を生み出す株式ポートフォリオの構築
・一次目標:2018年までに年240万円の配当(半力配当でも生活可能)を確保 ⇒2016年に達成
・二次目標:年360万の配当(独身なら完全リタイア可能)を確保 ⇒2017年に達成
・三次目標:2021年までに年480万の配当を確保(想定資産1億3,700万) ⇒2019年に達成
・最終目標:2024年までに年600万の配当を確保(想定資産1億7,100万) ⇒2022年に達成
・資産規模よりも配当収入の額を優先して考える
・資産規模拡大よりも、安定した配当キャッシュフローの確保を目指す
③方法・・どうやって目標を達成するのか?
・複利効果重視で、配当再投資により配当収入を雪だるま式に増やす(参考図書:株式投資の未来)
・持続可能な高配当株(できれば増配可能性がある株)を中心にポートフォリオを構築
・投資対象は「割安株」=PER等の指標で割高感が感じられない株
・配当利回り3.5%を購入基準とするが、増配が期待できる場合は3%でも購入可
・優待目的株の投資基準は、配当と優待を合わせた利回りが5%以上確保できること
・配当利回りが2%を下回った場合は、他の高配当株への乗り換えを推進
・暴落中は傍観して手を出さない=落ちるナイフを掴まない!(実際は難しい!)
・暴落後、底打ちしたところで買いに入り、信用枠の活用も可とする
・基本はキャッシュポジションゼロのフルインベストメント
・リスク回避の為、平常時には積極的な信用枠の活用を行わない
・急いでリッチになろうとしない、急がば回れの気持ちで取り組む
④その他・・気を付けること
・モニタリングのことを考え、投資銘柄は国内20銘柄、海外5銘柄程度に絞る
・内需系国内高配当株75%:外需系国内高配当株15%:外国株等10%の比率を目指す
・内需系国内高配当株は、相対的に成長性より配当の安定性を重視
・内需系国内高配当株の役割は、毎年潤沢なキャッシュフローを確保すること
・外需系国内高配当株は、多少リスクを取って海外成長と安定配当を狙っていく
・外国株等は、税制を考慮して相対的に配当よりも成長性を重視する
・1銘柄当たりの投資比率は、全投資額の10%を上限とする(徐々に比率を修正)
・配当の一部は、確定拠出年金口座で運用(配当に直結しないが節税効果大)
・強気相場の時も、常に「臆病さ」を忘れないように意識する
・配当の一定の割合を寄付などで社会に還元=広い意味でこれも投資の一環