昨日のドコモの決算を受けまして、本日は通信株が暴落しました。ドコモやKDDIはストップ安にはならなかったものの前日比15％前後の下落、NTTは結局ストップ安です。昨晩ドコモの決算説明を見てみましたが、株主還元は維持されそうな感触でしたのでここまで下落するとは想像できませんでした。昨晩PTSでKDDIを買った判断は間違っていたようです。
冷静に考えてみるとドコモの顧客還元は最大で年間4000億円、契約回線数を仮に6000万回線とすると、1回線当たりの月額還元額は555円になります。説明会ではこれは「ネット」の還元額との説明でしたから、実際には例えば1500円通信料を値引く代わりに端末の割引がなくなって結局500円だけ安くなる、という感じでしょうか。期待の5G回線はまた別の考えのようですし、経営上のインパクトは「2～4割引」という文句ほどはないものと思います。料金体系の検討もこれからで、その間に会社もいろいろ策を練るでしょう。
株主還元を削減する意向もないようで、私はインカムゲイン狙いの投資家にとっては今は絶好の買いチャンスだと判断しています。会社の見通しでは5年後の利益が今年と同水準まで回復するとのことでしたから、長期投資で買うには良いタイミングでもあります。
ということで、私は資金ができればどんどん買っていくつもりです。