13.読書

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015」を読んでみた

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橘玲氏の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015」を読みました。

日本社会の制度的な歪みの存在を指摘したうえで、それをうまく利用する方法について書かれています。著者のいわんとする内容は抵抗なくスラスラと入ってきましたし、独立を考えている人は手に取ってみる価値はあると思います。社会という舞台で一勝負してやろうかということであれば、そのルールや抜け道を知っておくことで有利に事を運ぶことができます。

私は比較的節税対策しやすい属性なので、何か知識的に拾えるものはないかな?という(不純な)動機で読んでみたのですが、既に知っていたり実践してたりする内容がほとんどで目新しい話は少なかったというのが実感です。。

印象的だったのはエピローグです。新宿の高級ホテルとすぐ側の公園で暮らしているホームレスの話です。道路一本を隔てて両極端な世界が存在しているという残酷な事実。。本書はお金持ちになる上で自営業、マイクロ法人が有利であると説いています。事実説得力がある話ではありますが、事業は必ず成功する訳ではありません。儲けて高級ホテルで飲み食いできる人もいれば、損をしてホームレスになってしまう可能性もあります。かといって会社に残ってもリストラや倒産ということもあり得ます。まさに紙一重で人生どう転ぶか分からない、ということを言いたかったんじゃないかなと感じました。であれば少しでも有利な選択をしようよ、というメッセージなのかもしれません。

読書慣れしている人であれば半日で読めるボリュームです。独立や経済的自立に興味がある方にお勧めです。
(リンクは最新版につき、書評と内容が少し異なるかもしれません)

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