13.読書

「株式投資の未来」再読

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「株式投資の未来」ジェレミー・シーゲル著の日本語訳を再読しました。

私の投資スタイルはこの本の影響を強く受けています。過去数十年の米国市場の記録を調べ、どんな会社への投資が高いリターンを実現したかを実証的に検証しています。日本とアメリカでは国情が違うのは確かですが、投資を行う時に重要なアドバイスを与えてくれます。

例えば、
・成長の罠・・成長著しい国やセクター、企業に投資することは投資の成功を約束しない
・配当の重要性・・配当(=再投資)は下落相場ではプロテクターであり、上昇相場ではアクセルである
・技術革新は企業業績を決める決定的な要因ではない
・設備投資の負担が大きい会社への投資は不利

投資家は、その時々で「旬」なテーマの株に群がる傾向があります。話題の株に資金が集まり株価がつり上がり、高く買ったせいでリターンが落ちる。投資家の期待以上に業績を上げられる企業は少なく、投資家は損失を出す。よくある光景です。

その一方で、投資家から期待をされない企業からは資金が流出して株価が下落します。しかしそんな会社こそがコツコツと稼いで投資家に卓越した利益をもたらす可能性があると著者は語ります。どんな時もバリュエーションが大事だと、くどいほど書かれています。全く同感です。

ブランドや品質を守りながら海外展開を進め、しっかり配当を出すけど投資家から過度に期待されていない会社。アメリカではこんな会社への投資が高いリターンを生み出したそうですが、日本ではどうでしょうか?掘り下げていきたいテーマです。

株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす

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