04.業績モニタリング

すかいらーく・投資に際しての注意点

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すかいらーくに投資をする際に注意すべき点があります。優待に目が眩んでチェック漏れ、ブログで書けていませんでしたのでここで書いておきたいと思います。

皆様ご承知の通りすかいらーくは個人投資家に人気の株で、配当利回りや優待利回りが良くてPERも控え目です。しかし、財務諸表をチェックしてみると懸念点もあります。具体的には貸借対照表の資産の部に計上されている「のれん」です。

直近(2017年12月期第2四半期決算)の貸借対照表では、総資産が3,164億円ですが、そのうち「のれん」は1,461億円もあって総資産の46%を占めています。すかいらーくは国際会計基準を採用しているので通常「のれん」償却する必要がなく、その分利益が多くなります。ただし、資産の減損が発生していると認められた場合には話が別で、この場合は損失計上が必要となります。キャッシュアウトが伴う損失ではありませんが、ひとたび減損計上となればBSは大きく痛み、自己資本比率が一気に低下するリスクがあります。資本の部は1,186億円で、1,186億円以上の「のれん」の減損計上が必要と判断されれば、債務超過になってしまいます。

例えば、何か事件や事故が起きて客離れが深刻化した場合には減損計上という話になるかもしれません。本業での資金繰りが苦しくなるだけではなく、ダブルパンチで減損計上という仕打ちになるので目も当てられません。本業が順調な限りは顕在化するリスクは少ないと思いますが、すかいらーくに投資する投資家は、こういうリスクがあることを承知したうえで投資の可否を判断する必要があります。

以上を踏まえたうえでの私の判断はこうです。

・本業が順調である限り「のれん」は減らない(=費用化されない)ので、会社は慢性の持病と思って「のれん」と付き合っていくしかない。
・早急な解決は難しく、コツコツ本業で稼いで「のれん」を凌駕する純資産を蓄えるしかないと思うが、これには10年単位の時間が必要。
・時間の経過で深刻度は低下するが、10年かけて病気を治していく根気が必要で、その感に営業面で危機があるとヤバイ。
・キャッシュフローの状態は良いので、すぐに問題が発生するようには思えない。
・あまり多く持ち過ぎず、この銘柄に関してはすぐ逃げられるような体制で投資を続ける。

すかいらーく、安いなあと思いましたが、それなりの理由があったということでしょうか。。皆様もよくご検討の上で投資の判断をしていただければと思います。

この論点に関しては「もちづき」さんからご指摘を頂き記事化してみました。この場を借りてお礼申し上げます。

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