こちらの記事をお読み頂いたから「暴落時に買い向かう心境は?」というコメントを頂きました。ここで回答させて頂こうと思います。
暴落時に買い向かう時、私の場合はいろんな思いがミックスされています。
まず明らかに恐怖心があります。
・みんな売りに回ってるのに、買っていいのだろうか。
・このままリバウンドしなかったらどうしよう。
・倒産したら虎の子の資金がなくなってしまう。
一方で、高揚感もあります。
・これだけ無意味な売り浴びせ、何か間違っている。
・ここで買えれば一儲けできる、めったにないチャンスだ。
恐怖心は感情に基づいていて、最初に沸き起こります。
少しオロオロしたりもしますが、落ち着きを取り戻すにしたがって高揚感を感じるようになります。
高揚感は理性や知識経験に立脚しているという感じでしょうか。
恐怖心>高揚感だと買うという決断ができません。
恐怖心<高揚感だと買う決断はできます。
経験則的に恐怖心が4、高揚感が6くらいの時が一番儲かるような気がします。
高揚感が強すぎると、欲に目がくらんで買うタイミングが早まったりします。
ポイントは理性、冷静な判断力だと思います。
経済情勢の転換点での買い向かいは危険ですが、災害や事故を原因とする場合は比較的戻りやすいです。
場数を踏むとだんだん恐怖心を抑えられるようになって、暴落がチャンスになります。
ただし、日ごろから身の丈にあったポジションを維持していないと、暴落=破滅です。
具体的には信用全力という状態ですね。これは非常に危険だと思います。
ということで、日常的にリスク管理をしっかりしておけば暴落はそんなに怖くありません。
経験が少ないうちは心の準備、シミュレーションをしておくと効果的と思いますが、経験豊富になってくると自然と対応できるようになります。
それでも恐怖心はゼロになりませんが、過去の暴落の歴史を知っておくと動揺は抑えられ、冷静になれます。
過剰にレバレッジを効かせていると冷静になれないので、そういう意味でもリスク管理は大切です。
冷静さを取り戻せれば、暴落はよいチャンスになることが多いと考えています。
参考になれば幸いです。