平成25年6月27日、三菱UFJの株主総会に行ってきました。
会場は日本武道館で、午前10時スタートです。メガバンクの総会ですので、多数の行員?が受付や誘導で動員されていました。参加株主は何と2,600人とのことでしたが、上手に株主を会場に誘導していました。さすがです。参加者は比較的高齢の方が多かったですが、30代、40代らしき人も結構います。
定刻通りに総会が始まりまして、監査報告、事業報告と進み、いよいよ質疑応答に移ります。質疑をした人は全部で13人でした。そのうち4割は、「近所の店舗の待ち時間が長い」「行員の対応がひどい」という苦情的な内容。苦笑いしている株主もいましたが、発言している株主は怒り心頭だったりします。リテール担当の役員が、繰り返し丁寧に説明して理解を求めていました。
その他には、
・女性役職者の登用状況は?・・最近だいぶ増えてきた
・為替がどれだけ利益に影響する?・・1円円安になると45億円利益が増える
・BKと信託BKを統合したら?・・システム統合等はできるが、専門分野が違いで単純な合併は難しい
・議長の経営哲学を教えてほしい
・電力会社(特に東電)とどう付き合うか?・・電力は重要インフラ、適切に支援を行う
・国際展開をする上で遅れている分野・・リテールの深耕余地がある
・海外でのガバナンス整備体制は?・・ここ数年でほぼシステムが完成、運用が始まったところ
・株主還元・・安定配当を重視したい、投資とのバランスも考慮する
少し抜けているかもしれませんが、概ねこんな内容でした。他にも質疑希望者がいましたが、開始から2時間ほどたち、採決へと進みます。挙手しているのに指名されなかった男性が、大声で抗議しました。その人は自ら退室したのか、どこかに連れていかれたのか不明ですが、声はすぐ聞こえなくなりました。これ以外はトラブルらしいものはなく、昨日の東北電力に比べれば平穏そのもの。
採決は滞りなく進み、全議案原案通り可決となりました。時に12時20分。業績が順調なことや、経営陣の手堅い議事進行により、総会は無事終わりました。昨日の東北電力に比べたら物足りない?と感じた私は病み始めかもしれません(笑)
お土産はクッキーの詰め合わせです。あと、会場で団扇をもらいました。これで一連の株主総会ツアーはひとまず終了となります。面白かったので、今後も都合のつく限り参加していきたいと思います。