平成25年6月26日、東北電力の株主総会に参加してきました。
会場は仙台市の電力ビル、午前10時スタートです。東北電力は地元の大企業ということもあり、入り口周辺にはマスコミの姿も。大きなホールに結構な人が入っており、株主1,000人くらいはいたかもしれません。
東北電力の定款では議長は会長の仕事らしく、会長が議事進行を担当。型通りの監査報告、社長からの事業報告と続き、質疑応答に移りました。過去に長時間質問をする人がいたようで、2分以上質問をすると電球が点滅する装置がありました(笑)
予想通り質問が続出しまして、私のメモだと13人が質問をしていました。質問の大半が原発関係に集中しました。切り口はいろいろですが、要は「原発廃止すべきだ」という話が多かったです。原発反対運動をしているグループが会場の一角に陣取っていたようで、盛んに質問をしていました。質問者は挙手をして議長の指名を待つのですが、議長のところから見えにくいのか、なかなか指名してもらえず、苛立って野次を飛ばす場面も多くありました。
一方で、東北電力を応援する旨の発言をする株主もありました。それにも野次が飛びます。あとは配当いつ出るのよ?という質問も複数あり。残念ながらこれに関しては具体的な時期の明示はありませんでした。
質疑応答が1時間半位続いたでしょうか。。議長が質疑を打ち切ろうとすると、反対する野次あり、賛成する野次あり、場内は騒然とします。何とか議案審議に入りますが、ここでも質疑応答の時間があり、ここでも相当質問が出ました。その後採決に入り、会社提案4議案は可決、株主提案3議案は否決ということで閉幕しました。
終わったのは午後の1時20分ころで、ぶっ通しで3時間20分の長丁場でした。
質問数や野次の多さから、反原発グループの言動が目立っていました。しかし、採決の時の拍手の状況からすると、これらの人の意見は必ずしも受け入れられていない様子。サイレントマジョリティは、東北電力の方針に賛同しているように感じました。
こういう騒然とした株主総会は初めてでした。非常に不謹慎ですが、とても刺激的でまた参加したいと思いました。今日は大人しくしていましたが、私も場数を踏めば野次るようになるかもしれません(笑)
それとお土産は、震災復興最中(4個入り)でした。多くの課題を抱えている東北電力ですが、なんとか乗り越えてほしいですね。