続いて「③いつ売るか」
私は、銘柄を選んで買う時には、目標株価も決めていていますし、状況に応じて修正を加えてたりします。目標株価(とその時期)を決めることで、年利回りと資金効率を計算し、投資判断を行います。これ自体は良いことだと思います。
でもその株価に到達すると「まだ上がるんじゃないかな」と欲を出してしまうことが多い。今回でいえば、四国電力が2,000円以上になっていたのに欲を出して逃げ遅れました。ナンピンの失敗もあり、結局手元には元本が残りましたが、悔しさは相当なものです。欲を出せばそれ以上に悔しい思いをするという教訓です。目標株価に届かなくても、急激な上昇があれば少しでも利益確定をすべきでした。急に上がれば急に売られてもおかしくありません。
また、今回のような相場全体の急上昇に対して警戒感が薄すぎました。相場に調整は付き物で、相場が崩れれば個別株も同じ道をたどります。山高ければ谷深し。5月22日に日経平均の違和感に気づきながらも何ら手を打てずに崩壊を迎えました。私は、買いのタイミングより売りのタイミングを見極める方が難しいと思います。買いの時にはそれほどでもないのですが、売りの時には欲望とも戦わないといけない。目標株価にとらわれすぎず、売却の時には状況をよく把握して柔軟に対応することが大事だとわかりました。
「この値段で売ったら、もう二度と買えないかも」と何度も思ったことがありますが、思った以上に安く買える機会は来ますし、安くならなければ別の株を探せばいいだけです。状況をよく把握し、欲張りすぎずに腹八分目。こういう売り方ができるようになりたいです。
続きます。