02.投資方針

暴落時の逆張りについて

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今までの経験や反省を踏まえ、暴落時にナンピンをする時には以下の内容に沿って実行したいと思います。将来の自分に対する戒めのため、敢えて文章に残しておきます。試算にあたっては、エクセルでいろいろと検証しています。なお、これは完全に私の独断と偏見に基づくのでご注意ください。

【前提】
・暴落前価格から最大30%下落、最大下落価格から下落幅の35%のリバウンドがあるものと仮定。
・ナンピンは一定率のリバウンドを期待して行う手法であるから、リバウンドが期待できない際は実施しない。
・例えば、明らかに相場が天井を迎えたとき、指標的に買える価格でない、収益向上の見通しがない、等。
・売られるべき当然の理由にがないのに売られたり、市場全体がパニックの時に実施する。

【手順】
①普段から暴落時に投資できる資金の額を把握しておく。業績や値動きを熟知している銘柄でのみ実行。
→暴落時は冷静さを失う可能性が高いので、普段から準備しておこという趣旨。
②暴落前の水準を100として、株価が90になった時に最初の買付を行う。投資額は資金の10%とする。
→あまり暴落していない水準だとリバウンドも少なく効率が悪い。
→100に近い水準で買うほど、利益は少なくリスクは大きくなる。
→初動でどれくらい感情をコントロールできるかで、利益とリスクが決まる。
③上記②に続き、株価が85、80、75、70の時に、資金の15%、20%、25%、30%をそれぞれ投入する。
→株価が下がった時に、安くかつ多く買うことで、購入単価を確実かつ効率的に下げていく。
→購入単価を下げることで、勝率を高めることができる。
④予定ラインまでリバウンドしたら、欲張らずに売却して利益確定する。

最大30%の株価下落を前提にしたのは、調整局面ではそれ以上の下げは考えにくい為です。逆に言えば、30%以上の下落があり得る場合には、この手法は使えません。例えば、明らかに下落局面である時や、過剰に買い進まれた株価が崩れるときです。また、利益水準が大幅に落ち込みそうな時や、倒産も想定できるときもそうでしょう。この方法で100%勝てるというわけではないですが、理論上勝率は高いです。

10%下落の時に最初の買いを入れるということは、恐らく暴落の2日目から出動すれば間に合います。初日に動く必要はないです。急いで駆け付けても労多くして益少なし、です。今回もフライングでしたが、私はこういうフライングが多いので気を付けないと。以前に、「暴落は2日目がおいしい」と言っていたのにこのザマです。トホホ。。

先日の桧家の買い増しや、先週の銀行株の買付も、このルール通りやっていればもっと上手くできたはず。桧家の買い増し時にこのルール通りやっていれば、購入単価は現実より@80円安く買えた計算です。冷静なつもりで、実は冷静ではなかったということでしょうね。。まだまだ未熟です。事前に準備を怠らず、エントリーは冷静慎重に少しずつ。

株のナンピン作戦においては、「兵力の逐次投入」ならぬ「資金の逐次投入」が有利なようです。

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