大晦日の米国市場もありますが、概ね今年も終わりましたので、投資成績をまとめてみました。また将来の自分への戒め的に考察をメモってみます。
まず配当等の不労所得ですが、別途まとめた通り額面で3,905,480円となりました。昨年より50万円程増えていますが、主力投資先の各社が増配したこと、配当の再投資で株を買い増したことの相乗効果により、配当収入が一段と底上げされました。来年には少なくても460万円、うまくいけば500万円に肉薄するものと予想します。
一方、売買で利益を上げることに関してあまり執着はないのですが、春先にヒノキヤグループ株の一部を利益確定できたことで譲渡益は 1,669,235円(税引前)となりました。
この結果、配当と売買による実現利益は5,574,715円となり、記録を残し始めた2009年以降で最大となりました。 年々配当が増え、売買利益がなくても相当の利益を確保できる体制が整いつつあります。当初想定していたよりも収入の増加ペースが速く、この結果には大変満足しています。採用した戦略が間違っていなかったということでしょう。
副次的な目標である、資産評価額増加に関しては、前年比でマイナスとなりました。マイナスとなったのは2008年以来で10年ぶりです。余裕資金をどんどんつぎ込んでいく投資スタイルなので基本的にマイナスになりにくい体制ではありますが、さすがに最近の株価下落には打ち負かされてしまった格好です。純資産額は前年比で1,132万円ほど減少、率にして10.1%の減少です。日経平均はマイナス12.1%ですが、私の方は多少手元資金を突っ込んでいるので、それを考えれば日経平均と同じくらいでしょう。ちなみにTOPIXは17.8%、マザーズに至っては34.1%の下落とのことで、10%くらいの下落で済めば恵まれている部類なのかもしれません。
さて、今年を振り返ってもっとも悔やまれるのは「春先にヒノキヤグループをもっと売っておけばよかったなあ」ということです。長期的にもっと株価は上がると思っていましたし、現時点でもそう思っており、投資先の成長を十分に享受するという考えも間違っていないと思うのですが、一方であの局面は歪な私のポートフォリオを是正する絶好の機会でもありました。特定銘柄の成長をじっくり待ちたいという戦術的な観点と、ポートフォリオの是正という戦略的な観点を比較して、より重視すべきはポートフォリオの是正だったと今になって思うのです。高値で売り損ねたことに関しては何とも思いませんが、ポートフォリオ是正の絶好の機会を逸したという理由で、あれは判断ミスだったかなあと思う次第です。
持ち株が急騰したのは初めてではなかったので、ウキウキ気分で浮足立っている自覚はあって、「のぼせないように気を付けなければ」と思っていたにも関わらず、結局は冷静ではいられませんでした。恥ずかしい次第ですが、将来の自分への戒めとしてここに書き残しておきたいと思います。株価下落時よりも、株価上昇時の方が冷静でいることが難しいとようやく理解できたので、今後は事前に備えて対策を打とうと考えています。
しかし何はともあれ、今年も何とか株式市場で生き残れたことをありがたく思います。来年も厳しい年になるかもしれませんが必ず生き残るつもりです。
当ブログの年内の更新はこれで最後となります。今年も当ブログを読んでくださった皆様にも感謝致します。皆様どうぞよいお年をお迎えください。