本日は東北電力の決算発表日でしたが、沖縄セルラーの決算も発表されました。結論から言えば、若干上方修正されておりなかなかの内容だと考えています。
売上は前年同期比で6.5%増、いい感じですね。昨年は本社移転に伴う一時的費用があったとはいえ、営業利益は18%増加しています。経常利益は17.4%増、純利益は20.4%増で申し分ない数字です。増収増益ということで素晴らしいです!
高成長の原動力はスマホの普及ですが、普及率は53%なのでまだ伸びしろはありそうです。ただ、ガラケーからスマホへの乗り換えペースが少し鈍っているような感じもします。ガラケーの需要は結構根強いようで、対応と結果次第で業績が変わりそうです。スマホ乗り換えのペースが鈍化しているからか、客単価(ARPU)の伸びもちょっと鈍いです。買い替えのタイミングはいつか来るので、いずれスマホが普及するでしょうが、少し時間が必要かも。その辺が株主としては少し物足りませんが、総論としては大きなイシューはないと判断しました。よって投資判断に変更はありません。
ここは10年来の投資先ですが、年度末は販促費が嵩む為か、第4四半期の利益は伸び悩む傾向があります。しかし、それを考慮しても、会社予測は若干コンサバな印象です。会社の予想純利益は65億円ですが、私は純利益ベースで69億円程度は狙えると思っています。そうするとEPSは252円程度、配当性向35%を目安とすれば、配当=252円×35%=88円です。会社の予想配当は84円ですから、もしかすると4円位の増配はあり得ると思います。
予想というか願望ですが、4月の本決算発表が楽しみです。
沖縄セルラー 平成27年3月期 第3四半期決算 【補足】