沖縄セルラーの決算開示と同じ日、東北電力も決算発表がありました。東北電力も私が期待する投資先なので、決算発表には注目しています。一言でいえば、好決算であったと思います。
第1四半期よりは利益の伸びは鈍化していますが、それでも出来上がりの数字は素晴らしいです。値上げによる増収効果と、各種経費の抑制により、10%越えの営業利益率となっています。東北電力に投資する際、将来的な業績予想をしましたが、概ね想定通り業績が回復してくれました。毀損した自己資本も少しずつ回復しており、一歩一歩正常化しているのが感じられます。中間配当5円というのも、いろいろなバランスを考えれば現実的な水準だと思います。通期の業績予想は相当保守的なので、いずれ上方修正はあるでしょう。期末の配当は、5円~10円と予測します。できれば10円でお願いしたいですね。
また、個人的には早期に原発を動かし、料金の値下げをしてほしいと思います。今は、会社は人件費減と資本毀損、株主は配当減、利用者は料金アップで痛み分けの状態です。いろんな意見があることは承知していますが、原発再稼働で初めて痛み分けの状態が終わる気もします。安全対策に万全を尽くしながら、その準備も進めてほしいと思います。青森の東通原発の審査がリスクと言えばリスクです。その際には国家補償の議論になるかもしれませんね。
東北電力の配当はまだ低いですが、未来を信じて気長にホールドです。