スケジュールを自分で決められるという経営者(社員はいませんが)の特権をフルに活用しまして、本日沖縄で開催された沖縄セルラーの株主総会に参加してきました。
本社ビルの会議室には120名分くらいの席が用意されていましたが、結構埋まっており100人近くは来ていたような印象です。定刻10時に始まりまして、監査報告、事業報告という流れですが、事業報告は招集通知を読み上げる方式ではなく、通常の説明会のような分かりやすさに重点を置いたものでした。あまり他社では見かけないやり方ですが、株主総会をもっと良いものにしようという意気込みを感じて好印象でした。
説明の中で印象に残った点ですが、まずはここ2年ほど純増数に関して競合他社を寄せ付けず、ダントツの強さが健在であるという点です。また、固定通信事業は参入後シェアが1.7%から25%まで増えているという話も迫力がありました。そして配当はここ15年ほどで23倍!です。まさに長期投資向きの会社で、この会社に投資して本当によかったと思います。
過去数年も同社の総会に参加しているのですが、今回初めて質問をする人に遭遇しました。以前よりも株主の裾野が広がっているのかもしれません。議長の北川社長はテキパキと回答していました。議決も滞りなく終わり、総会は10時45分頃に終了しました。長いこと社長であった北川氏は今回で退任とのことです。説明上手な方という印象があり個人的には残念ですが、長い間お疲れ様でしたとこの場を借りてコメントさせっせて頂きます。
帰りに市内の携帯ショップを見てみましたが、ドコモやソフトバンクよりも賑わっていました。よく説明会で「地元に全力」というフレーズが書かれているのですが、そういう意識もあってか沖縄で愛されている会社だということを再確認することができました。
お土産は「黒糖かなさ」という沖縄のお菓子と、最近工場での野菜栽培を始めたからということでしょうか、袋入りのレタスです。なぜ携帯の会社が野菜栽培?と思うのですが、葉野菜が不足しがちという沖縄の課題に対して、「地元に全力」をモットーとする同社のアクションということのようです。
たまたま本日沖縄は梅雨明けとなりました。せっかく沖縄まで来たので少しゆっくりしてから東京に戻る予定です。以上、総会のレポートでした。