04.業績モニタリング

明光ネットワーク 平成27年8月期 第三四半期決算

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個人と法人で合計300株を保有中の明光ネットワークの決算短信が開示されましたので、内容をチェックしてみました。

決算短信によれば増収増益とのことで、特に売上は大きく伸びています。これはFC会社の株式を購入して直営化した為なので今期のみの特殊事情と考えてよいと思います。

まず直営塾の分野です。FC買収による売上大幅増に対して、利益の伸びは小幅です。これはFC買収先の利益率が低いのが原因と思われます。開示資料では直営部門の営業利益率が20%あるのに対して、買収先は10%であり、逆に言えばここに伸びしろがあるんじゃないだろうかと。のれんの償却もありますから、徐々に利益も伸びてくるものと予想します。

FC事業に関しては、買収したFC会社の分だけ規模が縮小していますが、影響は最低限に抑えられているようです。

第2四半期の利益と第三四半期の利益を比べるとほぼ横ばいで利益が出ていないという状況で驚きましたが、この業界は季節要因が大きいようです。つまり、第三四半期(3月から5月)は入学卒業シーズンで、イベントも春期講習位なのであまり儲からないという話かと。やっぱり受験シーズン前の冬期講習、あとは夏期講習が稼ぎ時のように思えますので、ここは慌てる必要はないのかなと思います。ちなみに前年の利益も同じような状況でした。

塾の数や生徒はほぼ横ばいですが、個人的には少子化という逆風を考えれば個人的には頑張って経営しているなと思います。8月の配当と優待(クオカード)取りに向けてじり高と予測しますので、もし決算内容を受けて来週弱い動きがあれば、もう少し拾っておきたいと考えています。

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