過去に受けてきた恩恵を社会に還元するため、不労所得の一部を寄付に回すということを2017年に始めました。寄付額は、その前年の不労所得実績額に料率を乗じた額です。特殊事情がなければ毎年不労所得が増え、料率も少しずつ上げているので、寄付額は年々増える仕組みです。
2023年は、2022年の不労所得571万円の10%に相当する額、端数切り上げで58万円を寄付する計画をたて、実施しました。ふるさと納税は社会還元と少し意味合いが異なるため、この寄付には含めないルールです。2017年から2023年までの7年間の累計額は1,528,000円です。
・母校への寄付 300,000円
・某財団の奨学基金 50,000円
・各種博物館 100,000円
・日本赤十字社活動資金 50,000円
・某学術組織 50,000円
・福祉や環境維持の団体 20,000円
・災害義援金 10,000円
2023年は母校への寄付が過半を占める構成となりました。これまでは出身大学にだけ寄付をしていたのですが、2023年から出身高校への寄付も始めました。高校では学費を免除して貰ったので、ゆくゆくはそれ以上の恩返しをしたいと考えています。
昨年は国立東京博物館に寄付をした際の特典も体験してみました。これは一般公開前の内覧会に招待して頂けるという制度で、だいたい展覧会開始前日の平日午後に設定されています。想像していたよりは人が多く、会期中の人が少なめの日くらいは混雑している印象ですが、他人が邪魔で展示物が見れないというほどではなく、普通に入館するよりはだいぶマシでした。招待された人の過半は研究者や他の博物館の関係者で、私のような素人は少数派みたいです。毎回ではないですが、分厚いカタログもお土産で頂けることもあります。
2024年の目標に関しては、2023年の不労所得765万円(その前年は571万円)に料率12%(その前年は10%)を乗じて92万円としました。前年比で34万円増、率では約59%増です。もっと料率を上げようかとも考えたのですが、100万円超の資金を寄付で使い切る自信がまだないので抑制しました。
金は天下の回りものと言います。このお金で社会が良くなるなら嬉しいですし、そう思うだけで自己肯定感も高まって気分が良くなります。あわよくば回り回ってまた不労所得が増えれば、とも思っています。