東北電力の決算短信に目を通してみました。
売上高 :前年同期比 +3.2%
営業利益:同 -39.6%
経常利益:同 -40.8%
純利益 :同 -42.5%
ちょっと増収してますが、大幅な減収です。公益企業なのにこんなにボラティリティがあるというのも、よく考えたら恐ろしいです。。
営業費用の増加が減益の原因ですが、開示資料によれば修繕費と燃料費の増加のインパクトが大きかった模様で、特に燃料費の高騰が効いています。しかし電力会社の収支構造上、この燃料費はいずれエンド価格へ転嫁されるので、この燃料費は費用の先払い的な要素があります。年度末には帳尻が合ってくるでしょうから、慌てるような話ではありません。
そういう背景もあってか、会社の業績予想や配当予想に変更はありません。ここは静観すべき局面だと思います。次の決算でどこまでマイナスが減るか、ここに注目したいですね。