13.読書

「大暴落1929」を読んでみた

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リーマンショックの時に話題になった本です。著者はジョン・K・ガルブレイス。

1929年のアメリカでの株式大暴落について書かれた本です。ウォール街に軸を置き、当時の出来ごとが淡々と記載されています。印象に残ったのは下記の通り。

・株式暴落の数年前にもフロリダで不動産投機があって、それが崩壊していた
・企業業績は好調で、株価が上がっても当然な環境下であった
・1928年、1929年と、株価は時折急落しつつも相当なスピードで上昇した
・レバレッジの効いた投資が行われ利益を大きくした(暴落後にはそれが逆回転した)
・会社型投資信託(投資ファンドみたいなもの?)が流行し、たくさんの人が投資したがった
・といってもアメリカ人全員が投資していたわけではなく、投資している人は少数派だった
・バブルと分かっていても手が打てなかった
・手を打てばバブルを崩壊させた犯人とされ、であれば何もしないほうがよいということになる
・バブル崩壊のきっかけは小さな出来事かもしれない、劇的な事件である必要はない
・ブームは必ず終わるということは確かだが、いつ終わるかは分からない
・一度下落が始まると、期待された「組織的な買い支え」も焼け石に水だった
・状況は健全であり問題ない、としかるべき人や機関から発せられても怪しい

時代や国や場面を越えて共通す部分があるのではないでしょうか。
「直ちに影響はない」という言葉を最近よく聞きますが、内容は上記箇条書きの一番最後と同じです。大本営発表というのは日本の特許専売かと思っていましたが、洋の東西は関係ないようです。姿や形を変えてバブルはまたやってくるでしょう。こういう本を読んで、その時に備えておく必要があります。予行演習、避難訓練みたいなものです。

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