04.業績モニタリング

桧家HD 平成26年12月期 第2四半期決算

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昨日8月8日に桧家HDの決算開示がありまして、早速決算短信を読んでみました。

私はやや弱気の予想をしておりましたが、想定していたよりも良い決算内容であると思いました。当初の会社予測に対して、売上、営業利益、経常利益が上回って着地しています。以前参加した説明会の席で、社長が会社予測は保守的と話していましたが、その通りだったようです。純利益は、日本アクアの株価変動の影響を受けたためか、ここは予算を若干下回りました。まあ、ここは仕方ないですね。以下、事業別のコメントです。

①注文住宅事業
売上は順調と思いますが、少し前に比べると利益率が落ちているのが気になります。恐らく、外注費などが嵩んで利益を圧迫していると思うのですが、動向が気になります。コストをエンド価格に転嫁できない状況が続くのでは?というのが懸念です。私見ですが、受注は前四半期より増えているので、徐々に回復しているという印象です。受注残高は340億程度ありそうなので、当面は売上については問題なさそうです。問題はコストをどう抑えて利益を出せるか、という感じでしょうか。

②不動産事業
昨年まで不調でしたが、テコ入れが効いてきたのか今期は黒字化、よい状況です。今回から増税の影響が出ていると思うのですが、逆風の中でも利益を確保できています。昨年までとは違うな、という印象です。

③断熱材事業
絶好調です。今期は、この事業が一番利益(5億円強)を稼いでいます。利益率が多少減少している気もしますが、売上の伸びが50%くらいあるので十分にカバーできています。どこまで伸びるのか、非常に楽しみですね。

④介護保育事業
引き続き赤字が継続していますが、赤字幅は減少しています。もう少し売り上げが伸びれば、四半期ベースで黒字化するのではないでしょうか?早ければ来年度には通期で黒字化という可能性もあると思います。

⑤まとめ
断熱材事業に大きな不安はなく、不動産事業や介護保育事業も改善傾向です。私の印象だと、いま一番苦しいのは注文住宅事業と思います。受注は悪くないのですが、コストアップで儲けが少ない。コストの動向とエンドへの転嫁の可能性、この辺がポイントかなと。会社が目指している高収益企業になるためには、主力の注文住宅事業のパワーアップが不可欠です。

以上、簡単ですがまとめてみました。
21日の説明会で面白い情報があればアップしたいと思います。

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