04.業績モニタリング

桧家HDの決算短信を熟読してみた①

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今日は休みでしたので、昨日発表された桧家HDの本決算を熟読してみました。

平成25年決算ですが、売上については問題ないと思います。当初の予定通りという印象。問題点は、営業利益が少ないこと。営業利益率も、8.1%→7.0%に下がっており、ここに今後の展望を読むヒントがありそうです。

①注文住宅事業
第4Q単独の販売棟数は789戸で、私が以前予想した900~1000戸には届きませんでした。通期の売上は、棟数で6.7%増、売上高で7.8%増です。通年の利益率は8.4%→7.0%に鈍化しています。決算短信には前回同様に展示場出展に伴う費用増というコメントがありました。今回は新たな傾向として「材料価格・外注費の上昇」という記載もあります。コスト増による利益率の減少を売上増で補えきれなかった結果、営業利益は10.8%減の約27億円で着地。当初計画では売上400億、営業利益33億でしたから、ここが会社計画未達となった原因の一つと思います。

②不動産事業
第4Qで相当持ち直しました。第1~3Qで228Mの営業損失でしたが、第4Qで165M利益を出して、通年では65Mの営業損失で着地。当初の会社の計画ではここで300Mの営業利益を稼ぐ予定でした。なので、ここも当初計画未達の要因の一つです。

③断熱材事業
上場した日本アクアの事業領域です。当初計画の売上70億、営業利益8億をクリアして、売上98億、営業利益9億で着地。実際の売上は予測値を相当上回っており、会社の予想以上に引き合いがあったのでしょう。こんな状況が続いてほしいですね。
(続く)

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