投資先の兼松エンジニアリングの決算短信をチェックしてみました。
前期は増収増益決算でしたが、今期は若干の減収減益を見込んでいます。おそらく保守的な予算なんでしょうが、ちょっと残念なリリースです。中計では成長をスローガンとしているそうですし、受注残も悪くないのであればもう少し積極的な姿勢を見せて欲しいというのが本音です。
キャッシュフローはよい感じです。営業CF>投資CFという状態なので、財務的には何ら問題はなさそうです。だた財務に余裕があるのに4円配当減という予測も開示されていまして、これはがっかりしました。堅実なのは悪いことではないですし、前年と同じように上方修正&増配というリリースが出る可能性もあるとは思うので確定事項ではありませんが、必要以上に保守的というか、あまり株主還元に積極的な印象を受けません。
地方本拠のメーカーはよくも悪くも堅実というイメージですが、投資家からするとちょっと歯がゆい投資対象というケースが多いです。なかなか難しい投資対象です。