優待目当てで100株だけ保有している吉野家HDの決算が開示されたので目を通してみました。
売上高 :93,481M(前年同期比 +0.5%)
営業利益:945M(-20.7%)
経常利益:1,178M(-20.6%)
純利益 :1,574M(+137.4%)
前年同期と比較すると、売上高はほぼ横ばいですが、営業利益と経常利益がパッとしないです。前年度も大きな減収決算でしたの、一昨年と比較すると収益力が相当落ち込んでいるようです。ただし前回の第1四半期では営業利益がマイナス60%に近い水準だったことを考えれば、直近では回復傾向になるという見方もできると思います。第2四半期単独だと、前年と同じくらいの利益が確保出来ています。そういう意味では、前回の決算開示の時よりも状況は好転しているように思います。一方で予想されていた中間決算の業績を下回っていますし、通期業績予想が達成されるか、非常に怪しい状況と思います。
個別分野ごとに見ていくと、主力の吉野家では増収増益ながら足元の状況は今一つ、はなまるは出店費用や前年の販促の反動によって増収減益、アークミール(ステーキのどん)と京樽は減収で、苦戦している様子です。
EPSや配当利回りから見た株価は相当割高と思うのですが、株主優待効果で現在の株価が維持されているように思います。私は優待が続く限り保有していてもよいと思っていますが、現状だと買い増しという選択肢は考えにくいです。