NISAで100株だけ持っているNTTドコモの決算短信に目を通してみました。
内容としては増収増益で、特に利益が伸びてよい決算だと思いました。長い間ドコモはKDDIとソフトバンクの草刈り場的なポジションで防戦一方という印象でしたが、最近は明らかに様子が変わってきています。
分野別に見てみると、主力の通信事業は減収増益です。ということは主にコスト削減で利益を出しているということですね。前年同期比で355億円の増益です。オペレーションに関しては改善が見られ、客単価も反転上昇していますから明るい展望が期待できそうです。
コンテンツ関連や決済サービスはスマートライフ事業という区分になりますが、こちらは前年同期比で201億円の増益です。事業規模は小さいですが、会社全体の増益幅への貢献は大きいです。沖縄セルラーもそうですが、最近はこのような周辺領域で利益を上げられるようになってきましたね。
料金プランや値段設定に多々批判もあるようですし、国による介入という不安定要素もありますが、逆風に負けず業績を伸ばしてほしいです。利回り的には積極的に買い進みたい水準ではないので、買い増しの予定はありません。でも売る水準でもないので現状維持でホールドするつもりです。