平成27年2月25日、東証で開かれた桧家HDの決算説明会に参加してきました。平日昼間の時間帯だと、サラリーマン投資家の方は出席が難しいと思います。こういう時に自由に時間を調整できるのは、自営業者の利点ですね。という訳で、参考までに内容をレポートします。
今回の説明会ですが、参加人数は60~70人程で、以前よりも少なくなったという印象です。多分、資料はそのうちHPにアップされると思うので、それ以外で拾えたコメントを箇条書きします。
・注文住宅のうち、昨年度のパパまるハウスの売上は55億円
・パパまる以外の旧本体注文住宅事業では、前年比で営業利益が4億円減少
・パパまるで穴埋めしきれず、注文住宅は営業減益
・介護事業は入居率が想定より下ぶれして苦戦、保育事業は順調
・2015年の見通しにおいて、注文住宅と不動産事業が強気なのは経費削減を見込むため
・具体的には、5.6億円の販管費削減により利益向上を見込む
・注文住宅事業は、まだ東京と神奈川で展開余地ありとの認識
・日本アクアは、断熱材の自社開発(メーカーとしての地位も確立)も準備中
・介護事業の価格設定はイメージ入居一時金1000万、月20~25万で平均より少し上のポジション
・4月からの介護保険料改定の影響は小さいと考えている
質疑応答では、あまり際どい質問はありませんでした。以前に比べて人数も減っていましたが、熱心な株主の参加者も減ったように感じました。今年の目標利益は経費削減に依存する部分が大きく、数字としては固そうな印象を受けました。ただ、受注は増税の影響が残っている様子で、手放しで喜べる状況でもなさそうです。苦しい中を何とかやりくりして次のチャンスを待つ、そんな状況かもしれません。都合がつけば、来月の株主総会にも参加したいと思います。