主要投資先の一つ、沖縄セルラーの決算短信が開示されました。
結果としては増収減益決算です。第1四半期決算→第2四半期決算の前年同期比は次の通りです。
営業収益:+2.2% → +1.8%
営業利益:-14.3% → -6.0%
経常利益:-14.4% → -6.0%
純利益:-13.7% → -9.5%
利益は前年比のマイナス幅が縮小しています。この調子でいけば会社の通期業績予想は達成できそうな感触です。前回の決算発表時の説明会では「減益は費用の前倒し計上が原因で、戦略的な増収減益」という旨のコメントがありましたが、それを裏付ける進捗です。業績予想の変更はなく、配当も予定通りの55円です。
決算短信と同時に開示される説明資料にも目を通してみましたが、ARPA(客単価)が上昇しています。これも費用の前倒し計上による成果ではないかと思います。UQモバイルや固定回線も堅調そうで、特段不安を感じません。
自己資本比率は84.3%と高く、キャッシュフローにも不安はありません。減益決算ということで必ずしも好印象ではないですが、堅調な業績を背景とした中長期的な株主還元の強化に伴って、株価の上昇トレンドは継続するものと予想します。