09.配当・株主優待

お金に働いてもらう

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多くの資産形成の本の中で「お金に働いてもらう」ことが大切であると説かれています。具体的に言うと、投資の分野では配当を受け取ったり、売買益を出すということに相当します。ここ10年くらいの努力が実を結び、私の配当収入もそれなりに大きくなってきた昨今、「お金に働いてもらう」ことのありがたみを切に感じています。

すべての人が最初から投資に必要な元手を有しているわけではありません。資産家の家に生まれた人を除けば、むしろゼロからスタートする人が大半です。最初の元手は働いて作る人がほとんどでしょうから、労働はとても大切です。先日読んだ『私の財産告白』にもそんな記述があります。しかし、資産形成という意味では労働の効率性は必ずしも高くありません。一部の高給取りの人を除けば、真面目に働いたというだけで自然に資産ができるという時代は終わりつつあります。自分で稼ぎつつも、お金にも働いてもらうという発想が徐々に普及していくことでしょう。

現在私の年間不労所得は約340万円です。仮に私の投資資産が「私の分身」であると考えてみます。この分身は毎日9,315円のお金を稼いでくれる計算になります。雨の日も風の日も年中無休で働いてくれて、不満を漏らすこともありません。もちろん稼いだお金を行き返りで無駄遣いしてしまうこともありません。何と素晴らしい分身でしょうか!しかもこの分身は、年々稼ぎが上がっていきます。今年中に350万円まで、来年には400万円弱まで昇給し、オリンピックの前後には450万円まで増える見込みです。恐ろしい昇給ペースです。こういう現実を目の当たりにして「お金に働いてもらうってこういうことなんだ」と最近理解しました。

私は当面この分身とダブルインカムな生活を送ると思うのですが、会社員より不安定な私の本業の稼ぎを、この分身はしっかりフォローしてくれます。金銭面というよりは精神面でのフォローです。嫌で仕方なかった会社員を辞めて独立するとき、当然この分身に期待していたのですが、予想以上に大きく成長してくれて助かっています。おかげで嫌な仕事は断ることもできますし(実際には断るほどの嫌な仕事はゼロに近いですが、いざとなったら断っても大丈夫という余裕が嬉しいのです)、経済的に惨めな思いもせずに済んでいます。好き勝手に生きて自由を満喫したい私にとって、この分身は相性の良いパートナーです。

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