決算開示シーズンが始まり、まずは沖縄セルラーの決算短信が開示されました。
売上高 :46,674M(前年同期比 +0.5%)
営業利益:9,805M(+5.2%)
経常利益:9,844M(+5.2%)
純利益 :6,941M(+9.8%)
結果は増収増益でして、サプライズはありませんが通期決算に向けて順調に数字を積み上げているという印象です。
最近の携帯販売規制(安売り禁止)の影響があるのかもしれませんが、売上高の伸びが鈍い反面で販促費用も減っており、結果として増益となったようです。また、法人税率の引き下げが純利益を押し上げています。
飽和状態に近づいている携帯業界ですが、まだ契約回線数が増えていますし、客単価も微増傾向です。なので当面は大きく躓く可能性は低いように思います。固定回線も順調に契約が増えています。営業利益率は前年同期比より1ポイントほど上がっていますし、財務も盤石です。
この調子で行けば、通期予測よりも少し上の水準で着地できるのではないでしょうか。もうかれこれ11年ほど株主をやっていますが、基本的には毎年そんな感じです。今回は発表がありませんでしたが、4月下旬に開示されるであろう通期業績と同時に、期末配当予想50円のところ54円あるいは55円に上方修正されるものと予測しています。きっと連続増配記録を更新してくれることと思います。