2月8日に桧家HDの本決算の発表がありました。
会社側としては計画通りなのかも知れませんが、第4Qで一気に挽回したという印象を受けました。決算の感想です。
まず売り上げが521億円で過去最高水準、そして第4Qだけで212億を売り上げている。その前の第4Qでは142億の売上なので、ここだけ見れば1.5倍で相当キャパが拡大しています。相当忙しかったとは想像しますが、1年でこれだけ成長できたのは素晴らしいこと。会社として相当努力されたことでしょう。この場を借りて敬意を表したいと思います。外からはわかりませんが、あとはクオリティが落ちていなければいいな。
通期で、原価率が1.5%、販管費が0.3%上昇しました。販管費の伸びが結果的にはそれほどでもなく安心しました。原価率の伸び、これは原材料費の上昇とか?開発素地の値上がり?でしょうか。原因が気になります。保険手数料などの営業外収入が地味ながらも健闘していて素晴らしい。個人的に純利益はもう少し下の落着を予測していたので、今回の決算はプラスのサプライズでした。
注文住宅事業と不動産賃貸事業は好調の様子で、特に心配はしていません。断熱材事業は売り上げは伸びているけど、利益は減少。これは先行投資によるものと推測。今年度の経過に要注目です。不動産事業は赤字で、会社側に誤算があったとすればここではないでしょうか。今は土地の仕入れも楽ではないので、相当な苦戦だと思います。ここも今年の動向に要注目です。
今回の決算発表と今期予測(EPS 214円)、増配を加味して、株価1,300~1,400円は現実的な数字になったと考えています。すぐにこのラインに到達するかはわかりませんが、中長期的には楽しみな状況です。増配もあるので、私のようなインカム重視の人間は嬉しいですね。
私の投資判断に変更はなく、原則このままホールド予定です。