04.業績モニタリング

日本アクアの決算延期に関する考察

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私は日本アクアの株を保有していませんが、親会社の桧家HDの株を持っています。決算の内容次第で影響を受ける可能性はあるので、掘り下げて考えてみます。これは完全に私個人の憶測というか推測なので、その点を了解いただいた上で続きを読んでいただければと思います。

決算発表予定日の前日夜(5月7日の夜)、東証の適時開示にて決算発表を延期する旨のリリースがありました。そのリリースを読んでみると、「新規の事業であるリフォーム断熱事業における第1四半期の売上計上時期の認識において、現在も確認作業中であります。その結果、決算数字の確定に今しばらく時間を要する見通しとなったことから、決算発表を延期させて頂くことと致しました。」とのこと。これが事実だとすれば、①問題になっているのは新規事業であるリフォーム断熱材事業、②売上計上時期に認識でトラブル、という部分が論点となりそうです。

以前の開示資料を見ると、リフォーム断熱材事業の立ち上げは昨年9月、年末までに提携業者に対して19システムを販売したとの記載がありました。恐らく、開発したワゴン型の作業車などの設備一式のことではないかと思います。これに関して言えば引渡し(=売り上げ認識)時期で解釈が分かれる要素は少ないと思いますし、問題化するならば昨年度の本決算で問題化しているはずです。考えられるとすれば、前年度は引渡しベースとしたが、第一四半期は契約ベースとしたとか、その位でしょうか。一台数百万はするでしょうし、販売台数が急増していれば結構な数字のブレが発生するかもしれません。

あとは、リフォーム代の計上時期ですかね。新築ならごく短期間で終わる施工も、リフォームとなると時間がかかりそうだし、工事進行基準の話かもしれません。他の事業や親会社で採用している基準と違った方法を採用してしまい、直前に気づいて大混乱とか?

いずれにせよ、期ズレが問題だとすれば中長期的には帳尻が合って同じ話になるはずで、そういう意味では過度に悲観的になる必要はないと思います。

むしろ気になるのは社内の体制です。日本アクアに限った話ではないですが、東証マザーズ上場会社は業歴が短い小さな会社も多く、大企業に比べれば人材の層も薄いのではないかなと。決算にも不慣れでしょうし、たまたまキーマン的な担当者が退職して大混乱という可能性もあります。決算発表延期のリリースも東証HPでは出してますが、自社HPにはないですし、相当混乱しているのでしょう。成長企業への投資は大きなリターンをもたらすこともありますが、こういうリスクも付き物なのが難しいところです。成長のスピードに、管理体制が追いつけていないのでしょうね。

という訳で、今回の決算発表延期は中長期的には大きな影響はないと思いますが、管理体制の脆弱さが露呈した結果だと推測します。最悪のケースとしては芋づる式にミスが発覚して過去にさかのぼっての業績修正という感じでしょうか。日本アクアは成長企業ですが、問題も少なからず抱えていて決して「順風満帆」という内情ではないんじゃないかなと。これはあくまでも私個人の勝手な類推なので、参考程度に読んでいただければと思います。いずれ会社から釈明もあるでしょうから、今はそれを待つしかありませんね。

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