09.配当・株主優待

2022年配当の実質税率は7.5%

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昨年の上場株配当の税率を計算してみました。そんなの20%ちょいに決まっているだろうという声が聞こえてきそうですが、確定申告で総合課税を選択すると人によって変わってきます。

税額控除前の所得税額=116万円(1万円単位で四捨五入、以下同じ)
上場株の配当所得=484万円(申告不要を選択した特定口座の外国株とNISAを除く)
全所得に占める上場株配当所得の割合=48.4%
上場株配当所得に対応する所得税額=116万円×48.4%≒56万円
上場株の配当控除=48万円
上場株の実質所得税=56万円-48万円=8万円
上場株の実質所得税率=8万円÷484万円≒1.7%

申告不要を選んだ外国株の所得税を含めても所得税は2.5%くらいです。通常約15%のところ、6分の1で済みました。住民税はきっちり5%とられ所得税+住民税で7.5%になりますが、これでも通常の4割以下に抑えられました。

総合課税を選択するとこういうメリットもありえる一方で、配当分の所得上昇によるデメリット(例えば国民健康保険料のアップ)もあり得ます。総合課税の選択する場合には十分に事前調査をしましょう。

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