04.業績モニタリング

業績モニタリング雑感(2020年5月23日)配当変動は5勝6敗で負け越し

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3月の決算開示も終盤となりました。先週開示された投資先の決算に関する一口コメントです。

すかいらーくHD:増収大減益で中間配当は中止、期末配当も未定
SUBARU:増収増益だが足元の状況を見て期末配当を大幅減額
オリックス:減収で営業利益も減だが純利益は増加、配当維持

外食産業が厳しいという認識はありましたが、やはりすかいらーくは苦戦しています。4-6月も結構厳しいでしょうから減配もやむを得ないでしょう。決算開示の前週に役員報酬の減額を発表しており、ここである程度今回の流れは予想できたと思うのですが、このリリースは経営陣の良心が反映されているような気がします。場合によっては減損リスクが顕在化するかもしれません。

SUBARUもお得意様の米国が混乱している状況では仕方ありませんね。コロナ禍が落ち着くまで我慢です。

オリックスは中々の好決算でした。さすがに今期は苦戦しそうな気配ですが、一時的に配当性向を50%までに引き上げて配当を維持しようとしており、株主への配慮が感じられます。ドライな会社というイメージがあったので、これは意外でした。。

これで今回の決算開示が一通り終わりましたが、4月から5月にかけて決算が開示された保有19銘柄(外国株を含む)のうち、増配が5社(沖縄セルラー、三菱商事、三井住友FG、興銀リース、KDDI)、変更なしが8社、減配が6社(すかいらーくHD、クリレスHD、SUBARU、銀座山形屋(売却済み)ヤマダ電機、RDSB)で負け越しました。

金額でも見ても判明分だけでトータルで5万円位配当が減少していますが、これは私の不労所得の1%くらいの水準に過ぎません。ガッツリ落ちた株価に比べれば配当減の影響は軽微であり、継続的に入ってくる配当で安くなった優良株を拾っていくつもりです。

少し負け惜しみになりますが、配当を減らした企業であっても、リリースを読むことで経営陣の考え方に触れることができた点は収穫でした。経営者の資質を判断するよい機会になったと思います。投資家に対して丁寧に説明していたり、配慮していると感じられる会社に関しては、引き続き投資を継続するつもりです。

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