今年に入ってから、投資先の残念な決算に遭遇するケースが増えたように感じます。特に主力投資先であるヒノキヤグループでは3回連続で微妙な決算が続きまして、その都度大きな下落に巻き込まれました。先週もそうでしたが、こういう決算に遭遇すると気が滅入って気力が失せ、生活にも悪影響が出ることもあります。
とは言っても、こういう話は株式投資の常です。気が滅入って一日か二日は目が死んだ状況になることもありますが、自暴自棄になってはいけないと自分を戒めています。もともと私の投資の目標は「どんどん配当を増やす」ことであって、資産額の増加は副次的なものに過ぎません。ダメな決算が出ても配当さえ減らされなければノーダメージと言えなくもありません。そう考えると不思議と気も楽になります。これは配当を主目的とした株式投資の効用と言えるかもしれません。
株価の上げ下げで儲けるやり方も悪くありませんが、そういう方法は気疲れして特に損が出てしまうと意気消沈してしまいます。そうなると判断力が衰えてまたミスを犯すという悪循環にはまってしまいますが、配当だけ見ていればそこまで大きく落ち込むこともなく、冷静に相場を見ることも可能です。
株価はよく投資家を裏切りますが、それに比べれば配当はさほど投資家を裏切りません。こういう気が滅入るときにこそ原点に立ち返って、冷静さを維持したいと考えています。