投資先である宝印刷の決算が開示されたのでチェックしてみました。
売上高 14,669M +8.9%
営業利益 1,570M +73.4%
経常利益 1,727M +68.3%
純利益 1,084M +87.3%
増収増益決算で、特に増益率が凄い水準です。ただしこれにはカラクリがあります。前年の決算が一時的な費用の計上により悪かったので、今年がよかったというよりは前年が悪かったということを勘案する必要があります。では前々年の数字と比べてみるとどうでしょうか。
売上高 12,645M → 14,669M +16.0%
営業利益 1,286M → 1,570M +22.1%
経常利益 1,465M → 1,727M +17.9%
純利益 869M → 1,084M +24.7%
2年前に比べると売上も利益も適度な伸びとなっています。これなら一安心できそうです。ちなみに新しい事業年度では売上がほぼ横ばい、営業利益は7.7%減を見込んでいます。保守的に見込んでいるのかもしれませんが、ちょっと残念な数字です。
期待はずれだったのは増配のリリースがなかったことです。もう十分に内部留保はあるので株主還元を頑張りますというリリースが以前あったので期待していたのですが、予定通りの配当でサプライズはありませんでした。新事業年度も据え置き予定ということで、配当については正直期待していたほどではなく、ここは非常に残念です。
都合がつけば8月下旬の株主総会に参加してみようと思います。