02.投資方針

法人口座での株式運用方針

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会社の経営がまあまあ順調でして、銀行口座に概ね半年分くらいの運転資金(とはいっても300万円くらい)がキープできるようになりました。必要以上に運転資金を貯めこんでも仕方ないので、これからは余剰な手元資金を運用していこうと考えています。具体的には株式投資に資金を回していこうと思うのですが、よい機会なので「そもそも法人口座で株式運用するメリットはあるのか」という点も検証してみました。

まず税制面です。個人の場合、配当や譲渡益には所得税が課されます。一般的にはどちらも利益に対して20%(復興税除く)課税されます。ただし、人によっては配当控除などを上手く取り入れることによって、20%より低い税率を実現できるケースもあります。これに対して法人の場合、優遇税制のある中小企業の場合でも実効税率は23%くらいです。法人で受領した上場株配当の一部(20%)は益金不算入にできる制度がありますが、それでも配当に関しては(1-20%)×23%=18.4%課税されますし、譲渡益に関してはまるまる23%課税されてしまいます。赤字法人の場合は課税されませんが、ちゃんと黒字を確保しながら株式投資をしようとすると、個人で投資する場合に比べて税制面でのメリットは大してあるようにも思えません。

しかし、法人と個人は名義が別なので、優待株を買うケースではメリットがあります。また、法人全体が赤字の場合は課税されないので、売却のタイミングによっては売買益の課税から逃れることもできます。ちなみに当社では、株式に関して取得原価主義で会計を行っています。

こういう特性も踏まえながら、今後の法人での株式運用方針を次の通り決定しました。個人での投資方針と結構被っています。

①優待株投資を柱の一つとし、配当+優待のリターンが年5%以上になるような株を買う。
②優良銘柄をコツコツ仕込む。配当利回りで3.5%以上を確保する。
③赤字になった場合に売却益を出すべく、中期的にキャピタルゲインが狙える銘柄も仕込んでいく。配当利回りにはこだわらないが、年10%程度の株価アップが狙える銘柄を狙う。

すでに4年前にSBI証券に口座を開設して運用自体は始めています。120万円の元金を入れまして、資金繰りの都合で20万円引き出しましたが、現時点で172万円の資産がありますのでそこそこ増えています。でもタネ銭がまだまだ少ないので、しばらくは追加投資していく必要がありそうです。現時点での保有銘柄は桧家HD、東北電力、三越伊勢丹HD、興銀リースです。

いずれは投資の利益だけで、ちょっとした固定費くらいは賄えるようにしたいと考えています。

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