13.読書

「投資の科学」を読んでみた

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原書は「MORE THAN YOU KNOW」で、著者はマイケル・J・モーブッシン氏。
しばらく読まずに放置してましたが、時間ができたので読んでみました。
投資を行ううえでの様々なヒントを提供してくれました。
1日あれば十分に読める分量なので、興味のある方は読んでみてください。

備忘録的に印象に残ったフレーズは。。
・重要なのは勝つ頻度ではなく、勝つ頻度にペイオフの大きさを掛けたもの
・「承認の罠」(一度下した判断に拘束されること)に注意する=いくつかのシナリオを考えておく
・投資で成功するためには、確率とペイオフに対するはっきりとした認識が必要
・投資家は現状の延長線上で株価を評価しようとする傾向が強い
・成長のS字カーブに注意
・失速点を迎えた企業の70%が、時価総額を半分以下に減らしてしまう
・競争優位の持続時間は短期化している
・DCF法は移り変わりの早い業種の評価には馴染みにくい
・落ち目の企業で持続的な業績回復ができるのは30%(=転んだら起き上がれない)
・ファトテールに要注意(=現実の世界は正規分布通りではない)特にレバレッジを掛けているとき
・(人間には結びつかせようとする傾向があるが)原因と結果が直ちに結びつくわけではない
・企業成長率の分散は企業規模の増大とともに減少する
・大企業の成長はしばしば失速する

コラム集といった感じで読みやすい。
心理学や行動ファイナンスの観点から投資に切り込んでいる感じです。
特に興味深かったのは、期待値で考ようということと、成長のS字カーブ、失速点の話です。
この辺の話は早速私の投資にも導入してみようと思います。詳しくは後日の記事で。

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